「読者」を考える――プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術(KADOKAWA)
今日読んだのは、これ。
いやほら、仮にもこういったブログを開設した以上、やっぱり多少はそういうことも考えた方がいいかなあって。
割と新しい本ですね。僕は図書館から借りました。
ライフハック(日本版)はたまにTwitterから見に行ったりするんだけど、書評は見たことない。まあ、ビジネスパーソンという、この人のターゲット層なわけではないから当然といえば当然なんだけど。
わかりやすく書かれた文章だな、と思った。それこそ、「日本語を読める人なら誰でも理解できるような文章」という理想に近い文章だった。
書中にもあったけど、深夜テンションで書いたモノ以外なら、文章というものは結局自分以外の「誰か」という読者に伝えるために書かれるもの。この本を読んで、それを再認識した。
もともとこのブログなんて、読んだ本とその感想の記録のためにはじめたようなものだけど、こういった本を読んでしまうと多少ターゲットを意識したくなってしまう。なので、これからは「面白かった度」「すぐ役に立つ度」を書こうと思います。
書く場所とか、タグとかはおいおい考えます。
面白かった度:4
すぐ役に立つ度:2
読んでいて気になったのは、「個人的には」という言葉の扱い。
自分で物語ではない、こういった説明文的なものを書く時、もっとも修正する頻度が高いのがこの「個人的には」という表現。英語なら"In my opnion,"とでもなるのだろうか。なんだか、自分の言ったことに自信がない感じが滲み出ているような気がして、どうしても避けてしまう。
この「個人的には」が、この人の文章には少し多いように感じた。文章に関しての考え方(漢字/ひらがなの使い分けについてなど)については、非常に共感を持てた。そんな本だった。